1958年、中川精機株式会社山形工場として創業し、真円を生み出す研削技術を継承・進化させてきたミクロン精密株式会社。同じく精密工業の盛んなスイスの風景を思わせる蔵王の山麓から、世界最高峰の研削技術と技能を極め、顧客満足を追求した妥協のない製品を送り出しています。「円」への徹底したこだわりは、社員を大切にし活かし伸ばす、企業としての「輪」に通じます。
ミクロン精密は、「真円」加工を高精度・高効率で行う工作機械を開発・製造・販売しています。なかでも主力製品の一つである、部品の外周を真円に加工する「センターレス研削盤(心なし研削盤)」においては国内シェア4割を占め、部品の内面を真円に加工する「内面研削盤(インターナルグラインダ)」はエンジン部品などを加工するメーカーに数多く採用されています。前身の中川精機製造株式会社から社名を変更し、蔵王上野に本社を構え50有余年。現在では国内に5カ所(内、山形県内3カ所)、アメリカ、タイに拠点を持ちます。
ミクロン精密が製造する機械は大量生産する汎用機ではなく、すべてが客先オーダーによる専用機です。お客様のニーズに対応する柔軟な発想力と、研究・開発・テストを繰り返す熱意と誠意が、企業躍進の原動力です。
ルールやマニュアルにとらわれず、自由な発想で取り組み、自ら成長していくというマインドは脈々と受け継がれています。
経営理念の一番目に「技術と人柄」を掲げ、人を「材」ではなく「財」とすることを社の真髄とし、日々の研鑽と技術革新に取り組んでいます。
優れた技術は人柄に努力と知恵を積み重ねて確立され、技術の研鑽を通して人柄もまた醸成されていきます。単にモノを売るだけではなく、お客様の満足を得ること、当社の製品や技術がお客様の製品となり社会に貢献することが、会社の発展となり、社員自身の豊かさや夢の実現につながります。
早稲田大学商学部卒業。大日本インキ化学工業を経て1985年、ミクロン精密に入社。29歳でMicron-U.S.A.副社長。1999年にはMicron-U.S.A.社長、当社取締役となり、常務取締役、専務取締役を経て2009年3月に社長に就任した。山形市出身。
代表取締役社長 榊原 憲二
私たちの研削技術、特に、加工品の中心部(芯)を保持せずに真円を削り出す「心なし研削盤」においては「世界一」であると確固たる自負があります。
山形県なら鳥海山、世界ならエベレストが最高峰ですが、自分より高いものがない景色は、その頂上に立ったものにしか見えません。その風景を、ミクロン精密の技術・技能を結集して、見てみましょう!一緒に登りましょう!
私たちの技術から生まれる製品は、世界一のお客様たちから認められ、継続して発注を受けています。ですから、胸を張って世界を極めることができます。世界はとてつもなく広く、面白いのです。当社のものづくりには、山形人の気質として例えられるような真摯で粘り強い姿勢が必要です。
遠方のお客様であっても、私たちは技術と機械と、なによりも社員一人ひとりの人柄を通して、確かな信頼関係で結ばれています。全員参加の経営意識を高めると同時に、将来の資産形成のために、早くから「社員持株制度」も導入してきました。ミクロン精密を世界一にするのは社長でも役員でもありません。みなさんたちなのです。
コロナ禍以降、世界は大きな変貌を遂げました。この3年停滞・規制されてきた様々な活動も徐々に緩和され、経済活動が一気に動き始めた感があります。3年前に当社は60周年を迎えました。その時にできなかった祝賀行事も2022年に行うことが叶い、ようやく節目を飾ることができました。これから私たちの売上を構成する要素も大きく変わっていきます。ニューノーマル(新常態)においても、「チャレンジ・チェンジ」が私たちの基本姿勢です。入学、卒業期にコロナの影響を大きく受けた世代が社会に出るのは世界で初めてのこと。誰も経験したことのない期間を過ごしてきたことを強みに変え、私たちと一緒にチャレンジしていきましょう。
所属は設計部で、主にセンタレスグラインダの設計を担当しています。
入社のきっかけとなったのは、合同説明会に参加した時のこと。なんとなく地元山形で就職しようと思っていた時に会社のパンフレットを見て面白そうだなと思ったのがはじまり。もともと設計志望で、学校で学んだことが活かせる職場だと感じたのが決め手となりました。
最初に配属されたのは機械の組み立て部門。その後、部品加工部門を経て希望であった設計の仕事に就くことができました。
組み立てや、部品加工を経験したことが現在の設計業務に活きていて、自分自身のスキルアップにつながっていると実感しています。手掛けた仕事の中で印象に残るのは、同じ仕様で4台まとめて受注となった機械の設計を担当したこと。1つのミスが4台分のミスにつながってしまうので、試作段階から様々なチェックを行う必要がありました。自らの設計に基づいて組み立てられた機械を動作させ、よりお客様の望む仕様に近づけるためにたくさんの試行錯誤を行いました。その甲斐あって、お客様に満足いただける製品を納入することができました。苦労はしましたが、達成感も得られた仕事でした。
機械は“一品一様”でお客様の要望に合わせた特殊な機械なので、まだまだ学ぶことばかり。先輩にアドバイスをいただきながら、実践を通して機械の知識を身に付けています。今年は現場での実践と併せて、アメリカ研修にも参加する予定。経験を積み、人間として成長し、後輩への指導もできるようになるのが目標です。
一日の作業内容確認やメールのチェックを行います。納入日程に合わせた作業スケジュール確認は必須。
設計の進捗状況を同僚と共有します。チームで一つの機械を作り上げるため、情報の共有は最重要事項。
自分一人で判断できないときや迷ったときは、先輩に相談しアドバイスを求めます。社員同士の会話が多い職場環境はミクロン精密の魅力。
組立中の機械が、設計通りであるか、組み立てでの不具合はないか入念にチェック。細部にわたり確認を怠りません。
海外のお客様も多いため、国際感覚を養えるよう海外への社員旅行も。
社員の子どもたちを会社に招待する「子ども参観日」は、家族に大好評。
会社からは蔵王スキー場も目と鼻の先。ウィンタースポーツ部では仕事帰りのナイターを満喫。
厚生労働省から子育てサポート企業として認定をいただきました。会社として社員の出産や育児を後押しするために、ライフ・ワーク・バランス * の充実や仕事と子育ての両立、そして女性が働きやすい職場環境を作り実践したことが認められたものです。私たちの次の世代を担う子どもたちが健やかに生まれ育つよう、社員とその家族、そして地域の子供たちを応援しています。
* 日常生活を充実させることが、質の高い仕事に繋がるとの考えから当社ではライフ・ワーク・バランスと表記し、取り組んでいます。
山形県から山形いきいき子育て応援企業「優秀(ダイヤモンド)企業」として認定をいただきました。これは、社員のライフ・ワーク・バランスを重視し『女性の活躍推進』や『仕事と家庭の両立支援』などに関する当社の取り組みが認められたものです。今後も、継続して認定いただけるよう、子育てを応援する環境の充実と改善に努めます。
経済産業省から地域未来牽引企業として選定をいただきました。文字通り、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の経済成長を牽引する事業を更に積極的に展開することが求められます。この期待に応えられるよう引き続き努力を続けます。
社員の健康維持及び推進活動が認められ、健康経営優良法人2023に認定いただきました。
社員の健康も重要な経営資源です。定期健康診断の100%受診と二次検診の推奨、敷地内全面禁煙、社内でのインフルエンザ予防接種の実施などに取り組んでいます。
社員が健康的に働き、高いモチベーションで、より良い製品づくり、サービス提供ができるよう、健康管理をサポートして参ります。
募集職種 | ① 機械・メカトロニクス系技術職 ② 電気・制御系技術職 ③ 経営企画職(総務、経理、財務、人事、法務) ④ システムエンジニア ⑤ 営業職 ⑥ 総合職 |
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初任給 | 大学院卒 技術職:226,000円 事務職:215,900円 大卒 技術職:211,000円 事務職:202,000円 短大・高専・専門卒 技術職:183,000円 事務職:174,500円 高卒 技術職:164,000円 事務職:159,000円 |
諸手当 | 役職手当、専門職手当、営業補助手当、扶養手当ほか |
昇給 | 定期昇給(9月) 定期昇給を確保しつつ、目標や能力の到達度に応じた昇給制度 |
賞与 | 年2回(7月/12月) 利益の分配として期末賞与が支給される場合があります |
休日休暇 | 年間117日、完全週休2日制、GW、お盆、年末年始休み 初年度年次有給休暇付与日11日、年次有給休暇取得推奨日有り |
福利厚生 | 各種社会保険完備、企業年金基金(厚生年金基金後継DB)、退職金(確定拠出企業年金制度)、社員持株制度、るいとう、家賃補助(遠隔地出身若年者)、慶弔等特別休暇、育児休業、介護休業、子の看護休暇、ライフサポート休暇、育児短時間勤務制度 |
勤務地 | 山形、東京、愛知、アメリカ、タイ |
勤務時間 | 標準労働時間(1日):8時間 勤務時間 8:10~17:10(フレックスタイム制[コアタイムなし]) 備考:夏季期間はサマータイム制を採用します。 |